離婚・別居をお考えの方へ

「夫(妻)と離婚したいけど、何をすればよいか分からない。」

「離婚をするうえで気を付けなければならないことが分からない。」

「夫(妻)と離婚をするつもりだが、何を話し合って何を決めればよいか分からない。」

離婚を考えてはいるものの、どのように離婚を進めていけばよいか分からず、離婚をするときに何を話し合って何を決めればよいか分からない方が多くいらっしゃいます。

その中には、何も決めずに離婚届を提出してしまって、後でトラブルになっている方もいらっしゃいます。

離婚を考えたときに押さえておかなければならないポイントは以下の8つです(離婚をする際に夫婦間で決めておかなければならないものとしては②~⑧のです)。

①離婚の可否
②親権
③養育費
④面会交流
⑤財産分与
⑥慰謝料
⑦年金分割
⑧婚姻費用

皆さんは、①~⑧がそれぞれどのような意味のもので、②~⑧についてどのように決めるべきか、すらすらと答えられますでしょうか。

離婚をする際には、基本的に、①~⑧の意味を全てしっかりと理解し、②~⑧について漏れなく夫婦間で話し合って取り決めをすることが必要です。

そして、口頭で取り決めただけでは後で「言った、言わない」の言い争いになってしまいますので、取り決めた内容を離婚協議書という形で契約書として残すことが必要になります。

さらに、②~⑧について、「できるだけ自分に有利になるよう取り決めたい」、「自分に不利にならないよう取り決めたい」というお気持ちがあるのであれば、②~⑧に関する法律の条文や判例などを隅々まで理解して話し合いに臨む必要があります。

「離婚なんて離婚届を出せばできるんだから、弁護士にお願いするほどのものではない。」

このように考えている方が稀にいらっしゃいます。

しかし、ここまでお読みいただいた方には既にお分かりいただけたかもしれませんが、弁護士の関与なしに、②~⑦の全てについてしっかりと話し合い、自分に不利にならないよう取り決めを行い、離婚協議書という契約書を作成することは簡単ではありません。

また、当事者間で離婚の話し合いがまとまらなかった場合、離婚調停や離婚裁判を行うことになりますが、基本的に離婚調停は終わるまでに半年間、離婚裁判は終わるまでに1年間かかります。

初めから弁護士が関与していれば話し合いで終わった可能性が高いにもかかわらず、無理に当事者同士で話し合いを行ったことで、話し合いがこじれ、余計に溝が深まってしまい、結局、離婚調停や離婚裁判をせざるを得なくなり、余計に時間がかかってしまったというケースも少なくありません。

離婚をお考えの方は、是非、事前に慎重に検討されることをお勧めします。

 

将来離婚をするつもりで結婚をする夫婦はいません。

結婚をした当初は、夫婦でずっと一緒にいたいと思っていたはずです。

そのような二人が離婚を考えるようになるわけですから、そこには当然大きな問題が潜んでいます。そして、そのような大きな問題、大きな悩みはお一人で抱えきれるものではありません。

ご家族やご友人のような大きな支えになることはできないかもしれませんが、弁護士にしかできないこと、聞けないこともあるはずです。

今、お一人で抱えている悩みをぜひお聞かせください。

初回相談という短い時間だけでは夫婦の問題全てをお聞きすることは難しいかもしれませんが、その中で少しでもご相談者様の明日を見つけられればと思っています

 

執筆者プロフィール

代表弁護士 森川 弘太郎

当弁護士法人は、開設以来、一貫して離婚や不倫慰謝料問題をメイン分野として扱っており、今までにご相談いただいた件数は、男女問題に関するものだけで1000件を超えるほどです。

なかでも不倫慰謝料問題については、慰謝料を請求するケース・慰謝料を請求されたケースあわせて常時数十件以上のご依頼をいただいている状況で、西東京・多摩地域ではトップクラスの取扱件数であると自負しております。


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